こんばんは。
今日は「デトックス」に興味がある方に朗報です。
今回は「アスパラギン」を紹介します。

アスパラギンとは

次回紹介しますが、「アスパラギン酸」とは異なる物質です。

このアスパラギンは、全てのアミノ酸の中で一番初めに見つかったアミノ酸です。

では、質問です。
この物質がある食材から見つかったので、この名前になりました。
その食材とは何でしょう？

アスパラガスを使った料理と言えば、「肉巻き」と思いますが、こんな料理もありました。
おいしそうですね！

アスパラギンの効能について

さて、少し話はそれましたが、このアスパラギンの効能の説明に行きたいと思います。

主な効能は

• 運動時の持久力向上
• 尿の排出の促進
• 丈夫な身体形成

などがあります。

この中で直接デトックスという言葉は使っていませんが、「尿の排出の促進」は大きく関係しています。

どのように関係しているか、これから説明していきたいと思います。
（デトックスについて、詳しく知りたい方は、こちらのページへどうぞ。）

突然ですが、これから説明を進める上でポイントとなる化合物は、一度は聞いたことがあると思われる化合物「アンモニア」です。

人間は生命活動をするために、体内でアミノ酸をエネルギーに変えています。
(これを「代謝」と言います。)
アミノ酸を代謝すると、最終的にアンモニアが発生するのです。

つまり、アンモニアは体内で代謝によって発生してしまうゴミのようなものです。

そして、このアンモニアは人間にとって多くの悪影響を及ぼすのです。

具体的に、どう体に良くないかを説明すると、

• 神経伝達物質のはたらきを阻害する
• 脳症（疫病や高熱で脳が機能不全となる状態）を引き起こす
• ミトコンドリアのはたらきを阻害して、人間が活動するためのエネルギーをスムーズにつくれなくする

などです。

話は長くなりましたが、このアンモニアが体内で増加すると、次回紹介する「アスパラギン酸」が反応し、その結果アスパラギンが生成するのです。

つまり、アスパラギン酸がアンモニアの一時的な捕捉をしているというわけです。

その後、アスパラギンが尿の排出を促進し、アスパラギン酸と結合していたアンモニアが尿と一緒に排出されるわけです。

つまり、尿の排出によってデトックス効果を引き出しているということなのです。

アンモニアの排出まで
この画像はこちらのHPより転載させていただきました。

最後に

実際に「アスパラガスを食べると尿が臭くなる・・・」という方がいますが、これはアンモニアのせいではありません。

実は、摂取したアスパラギン酸（アスパラガスの中には、アスパラギン酸も含まれています）が複数の「硫黄化合物」に分解されることが原因です。
温泉の臭いは、この硫黄化合物が原因です。

ただ、アスパラガスは今回紹介した化合物以外にも、多くの栄養素を含んでいます。
体のことを考えている方ならば、多少尿の臭いが気になっても食べる価値はあると思います。