美容/健康

日本人が見つけたすごいやつ!ビタミンB1で物忘れからさようなら!

-ビタミン

2015-10-19

こんばんは。
今日は「物忘れが気になる・・・」という方にお伝えしたい情報です。
今回は「ビタミンB1(チアミン)」の紹介です。

ビタミンB1とは

ビタミンB1は、「脚気」を予防する物質として1910年に鈴木梅太郎氏によって単離され、それ以降研究されています。

また、ビタミンB1は

  • 豚肉
  • 玄米
  • うなぎ
  • にんにく

などに多く含まれています。

このようなレシピだと、ビタミンB1を多く摂取できますよ!

ビタミンB1の効能について

脚気予防以外の効能としては

  • 記憶力の向上
  • 心臓の機能を正常化
  • ストレス改善
  • 便秘改善
  • 炭水化物を消費しやすくする(これは「ダイエット」に繋がります!)

などがあります。

これらの中から、今日のテーマ「記憶力の向上」について説明していきます。

まず、このビタミンB1は、人間の活動を「直接」支える物質ではありません。

詳しく説明すると、体内に取り込んだ炭水化物(糖質)を分解して、エネルギーを得る際に必要な酵素を手助けする「補酵素(コエンザイム)」として働くのです。

「記憶力と関係ないのでは?」となる方がいると思いますが、実はこれが関係あるんです。

記憶力に関係する脳は、大量な栄養を必要とする器官の一つですよね。
脳において炭水化物の分解(代謝)を円滑にして、エネルギーを生み出す役割をビタミンB1は担っているのです。
スムーズなエネルギー供給が、記憶力強化には必要不可欠ということなのです!

最後に

これだけ、色々な効能をもつ物質であれば、積極的に摂取したいですよね。

意識をしなくても、穀物や牛乳,肉類,緑黄色野菜など色々な食品に含まれているので、自然に摂取しているのですが問題点があるんです!

その問題点とは

  1. 水に溶けやすく(親水性)、これらの食品を調理すると(水と接すると)含まれる総量のうち、半分から3分の1は失われてしまう
  2. 色々な理由があって、体内に貯蔵されにくく、また体内への吸収効率もあまり高くない

の2つです。

そんなことがあって、
「いかにして、ビタミンB1を体内に吸収させやすくするか?」
と武田薬品が学者さんと協力をして
「アリナミン(あの黄色の錠剤です)」
を作ったんだそうです。

2つの問題点への対処方法とは

  • 体内に吸収されやすい化合物を、ビタミンB1から合成する
  • 合成した化合物は、吸収されると元のビタミンB1に戻るように工夫しておく

なんだそうです。
(例えば「アリナミンA」などに含まれる「フルスルチアミン」がこの物質にあたります)

「ビタミンB」はこのビタミンB1以外にも多数ありますよね。
次回から数回「ビタミンB群」の紹介をしたいと思います。

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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