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こんばんは。
今日は「すり傷,切り傷」が絶えないお子さんをお持ちの方にお伝えしたい情報です。
今回は「ビタミンK(フィロキノン,メナキノン)」の紹介をします。
ビタミンKとは
この
- フィロキノン
- メナキノン
の二つは合成過程は異なりますが、体内に入れば全く同じ作用を示すため、まとめて「ビタミンK」と呼ばれています。
具体的な合成過程は
- フィロキノン→主に植物の葉緑体で合成される(緑黄色野菜などに含まれる)
- メナキノン →微生物によって合成される (納豆や乳製品などに含まれる)
となっています。
また、メナキノンには複数種類の類似化合物があるようです。
その中で、特に「メナキノン7」という物質はこれから紹介する効能が最も高いと研究結果から分かってきているそうです。
(あっ、このメナキノン7は納豆に多く含まれています!)
ビタミンKの効能について
さて、これらビタミンKの主な効能は
- 血液を凝固させ止血する効果
- 骨の健康を保つ効果
の2つです。
では、みなさんに質問です。
ケガや内出血を起こしたときに、時間の経過とともに自然に出血が止まるのはなぜでしょうか?
(ちょっと難しいですが、チャレンジです!)
* 血漿(けっしょう)とは、血液から赤血球、白血球、血小板の有形成分を除いた液状成分です。血液の約55%を占めます。
![ビタミンKの止血作用 この画像はこちらのHPより転載させていただきました。](http://www.teppan.co/wp-content/uploads/2015/08/ac20584962964f9093f78aa94e39ea89.jpg)
ビタミンKの止血作用
この画像はこちらのHPより転載させていただきました。
ここで、ビタミンKはこの変化を促進する酵素「トロンピン」の合成原料「プロトロンピン」を肝臓で生成する際に不可欠な成分なのです。
つまり、ビタミンKが不足してしまうと、出血を止める変化が起きにくくなり、結果として出血が止まりにくくなるという現象を引き起こしてしまうということです。
最後に
話は変わりますが、骨にカルシウムを吸収させるために必要なタンパク質(「オステカカルシオン」と言います)のはたらきを促進させる役割も担っています。
つまり、以前紹介したように、ビタミンDの効能を利用してカルシウムを体内に吸収しても、ビタミンKが足りないと骨は丈夫にならないということです。
やはりバランスよく栄養素は摂取する必要があるということですね。
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