美容/健康

驚くかもしれませんが「人間関係」にもホルモンは関係しています。オキシトシンは安らぎを与えてくれます。

-ホルモン

2016-04-10

こんばんは。
今日は「良好な人間関係をつくりたい」と思われている方に朗報です!
今回は「オキシトシン」を紹介します。

オキシトシンとは

オキシトシンは、以前掲載した「ホルモンとは」では取り上げませんでしたが、大事なホルモンの1つです。

このオキシトシンは、色々な人間関係に影響を及ぼしているといわれているホルモンで
「幸せホルモン」
「安らぎのホルモン」
「愛情ホルモン」
「信頼のホルモン」
など、様々な別名をもっています。

オキシトシンの効能について

主な効能は

  • 人との絆を深める
  • 出産,育児を助ける
  • ストレスを緩和する

などがあります。

今日のテーマは

  • 人との絆を深める

ですが、その前に

  • 出産,育児を助ける

について説明したいと思います。

オキシトシンが多く分泌される状況の一つ」は

  • 出産のとき
  • 授乳のとき

ということが実験から分かっています。

生まれたばかりの赤ちゃんを「いとおしく感じる気持ち」などは、このオキシトシンが原因の一つなんだそうです。

また、子供が大きくなっていく上での過程で分泌量は

  • 抱っこされることが多かった子供
  • そうでない子供

では、前者の方が明らかに多いということも分かっています。

つまり、オキシトシンの分泌量を増やすには「触れる(タッチやハグ,手をつなぐなど)」という行為が効果的なんです。

このことについて、このような面白い考察があります。

さらに、このことを応用したのが「アニマルセラピー」です。
このような記事もあります。)

ここまでの内容から、オキシトシンには「幸せホルモン」「愛情ホルモン」などの別名がついているわけです。

一方、上の2つの以外に、「安らぎのホルモン」 「信頼のホルモン」という別名もあります。

前者は、オキシトシンが分泌することで

  • セロトニン(「癒し」をもたらしてくれるホルモン)を分泌する神経に好影響を与える
  • コルチゾール(「イライラ」を誘発するホルモン)の分泌を抑制する

という現象が起こるために、そのように言われています。

後者は、実際の実験で「オキシトシンを吸い込むと他人を簡単に信じてしまう」という結果が得られたことなどからついているんだそうです。
(詳しくはこちらへ。)

なので、オキシトシンが信頼関係が構築できていない「自閉症」の改善策として研究が続いているそうです。

ここまでの内容から、オキシトシンが『人との絆を深める』ことに影響していることは理解していただけたと思います。
オキシトシンの分泌を増やす方法はこちらを参考にどうぞ。)

最後に

最近の研究では、オキシトシン

  • 食欲を減退させる

という効能があることが分かってきています。

人間関係も良好になって、さらに自分自身にも好影響を及ぼすなんて、素晴らしいホルモンですね。

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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