美容/健康

精神の安定はこのセロトニンがもたらしてくれます。キレやすい方は、このセロトニンのことを理解しましょう。

-ホルモン

2016-03-27

こんばんは。
今日は「癒し」を求めている方に役に立ててほしい情報です。
今回は「セロトニン」の紹介です。

セロトニンとは

このセロトニンも、これまで紹介した「アドレナリン」「ノルアドレナリン」「ドーパミン」同様、以前紹介した「ホルモンとは」で示した

  • アミノ酸誘導体ホルモン

に属し、神経伝達物質です。
また、精神の安定にかかわっているため「幸せホルモン」とも呼ばれます。
(詳しくは後述します)

ただ、これまでの3つのホルモンとは異なり、セロトニンは、「トリプトファン」という必須アミノ酸から合成されます。
(これまでの3つは「チロシン」という非必須アミノ酸から合成されるんでしたよね)
また、セロトニンをトリプトファンから合成する際に必要な物質が、以前紹介した「ピリドキシン(ビタミンB6)」です。

この件と合わせて、体内のセロトニンを増やすには

  1. 日光
  2. 運動
  3. 栄養(トリプトファン,ビタミンB6を摂取する)

が大切です。

こちらの動画を参考にしてみてください。

セロトニンの効能について

主な効能は

  • 精神の安定(不快感をのぞく,過剰な興奮や衝動を軽減する)
  • 眠りの質を向上させる

があります。

「精神の安定」に関して、セロトニン

というかたちではたらいています。
(この2つとセロトニンを合わせた「三大神経伝達物質」については、最後にまとめてあります!)

反対に、セロトニンが不足すると

  • うつ状態
  • 暴力的

などの変化が生じます。

なぜなら、上にも示した通りセロトニンは心のバランスを取る物質であり、バランスが崩れれば様々な方向に人間は暴走するようになるからです。

さらに、

  • 便利や嘔吐
  • 睡眠障害や深く眠りにつけなくなる
  • 生体時計のリズムが崩れる
  • 低体温,集中力の低下
  • 摂食障害や肥満,糖尿病
  • 頭痛

などの変化が生じてしまいます。

ここからは癒しに関係する、もう一つの効能「睡眠」について説明していきます。

この睡眠をもたらす物質は複数ありますが、その一つに「メラトニン」という物質があります。
この物質はこのセロトニンから合成されます。

詳しい説明は次回の「メラトニン」でしますので、ここでは簡単にまとめると

  • セロトニンの量を増やす
  • メラトニンの量が増える
  • 快適な睡眠が得られる

という流れです。

なので

  • 生活リズムが崩れる(日光を浴びない,運動不足,偏った食生活など)
  • セロトニンの分泌量が減少
  • 肉体,精神の両面で不調に陥る(キレやすくなったり、気が滅入ったりする)

という悪いサイクルにはまってしまうというわけです。

最後に

ここまで紹介してきたホルモンの中で

  1. ノルアドレナリン
  2. ドーパミン
  3. セロトニン

の3つは三大神経伝達物質(精神活動の面で重要なホルモン)と呼ばれているそうです。
この3つのバランスなどに関して、次の動画が参考になると思います。

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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